昭和も残すところ1年を切った昭和63年(1988年)4月10日、青函トンネルに遅れること約1ヶ月、四国の住民にとって悲願であった瀬戸大橋が開通しました。
瀬戸大橋線の開業は、四国の鉄道に劇的な変化をもたらせました。また、開業を記念して様々な列車が運転されました。
- 岡山駅に到着した開通記念列車
- 開通記念列車に選ばれたのは、高松7:38発の「マリンライナー8号」でした。先頭のクモハ213-10には、特別なプレートが取り付けられました。
- グリーン車を3両連結したマリンライナー
- 開業当時、指定席グリーン車の売り上げが多かったことから、団体・イベント用の「スーパーサルーンゆめじ」が応援に駆り出されました。編成をクモロ211+モロ210とクロ212に分割して編成に組み込んだため、12両中グリーン車が3両もある豪華編成が見られました。ただ切符収集目的に指定席グリーン券を購入した人もいたため、実際の乗車率は高くなかったようです。
- 開業記念ヘッドマークをつけたマリンライナー
- こちらは通常の編成ですが、多客対応のため3両増結した9両編成です。
- テレビ局主催の開通記念列車
- OHK(岡山放送)主催の「瀬戸大橋開通記念思いっきりトラベル号」です。
- 開通記念ヘッドマークを付けた181系しおかぜ号
- 165系で運転された臨時快速
- 瀬戸大橋線開業当時、マリンライナーは連絡船時代と同じ1時間1本の運転でした。しかし瀬戸大橋線の利用客が予想を上回ったため、急遽高松−岡山間に臨時快速が運転されました。この臨時快速に使用された車輌は、岡山電車区の115系が中心でしたが、他にこの写真のような165系や、117系、JR四国の111系なども使用されました。
- 115系臨時快速
- こちらは115系の臨時快速です。サボの写真。
- 瀬戸大橋観光案内(mp3 音声ファイル)
- 瀬戸大橋開通半年前に、しおかぜ5号で録音。532kB、1分30秒
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